2005/05/22更新

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タロット講座・解説集
2000年サイト開設以来アップしてきたタロットに関する講義・解説、
他サイトで話題にしたタロットに関する寄稿のダイジェスト
2000年企画 
2001年企画


  

 




★今月の御講義★
ここはタロットカード・西洋占星術関連のお仕事を請け負っております、当サイト主催者の現時点に於ける唯一の最新情報発信地でもあります。タロット愛好家である皆様のお役に立てればとの思いから、wwwに載せて発信する物ですが、無断で本文を流用することはお控え下さい。本文に関する御意見やその他思うことがございます場合には、何でも掲示板やメール等で御一報下さい。

  

タロットカードとは
近代オカルティスト版TAROTに関して

大アルカナ22枚とヘブライ語22文字

タロットカードの起源説、
大まかな説としては、もともとのカードが
いつどこで誰によって考案されたのか、
誰の手によって描かれたかは不明。
 
最古の文明に遡るというのが、
当サイト主催者の主張です。

遺憾ながら私は、その歴史研究なる分野への介入が不可能な立場。
よって謙虚にこの思いを胸に、専門家・研究家の方々に
今後の解明を期待しつつ見守らせていただくことでしょう・・・。

現在、世に出回っている多くのカードは、
18世紀に、西洋思想・哲学の様々の学派の異端組織とも言える
魔術結社に所属するオカルティスト―隠秘学の研究家たちによる功績・
エソテリックな産物だと言うことになります。

「儀式魔術」を通して個の確立、
通常の意識を超えたところでの有形無形の改革を目指してきたのが、
オカルティスト・隠秘研究家たちなのですから―。

私は現代に生きるタロットカードを扱う実践家として、
彼らのライフワークとされたカバラ、錬金術、グノーシズム、
それらの源流たる旧訳聖書・ユダヤ民族周辺から
タロットカードの世界の切り口を広げ探訪しようとする者です。

主に西洋神秘思想「カバラ」における宇宙観、
そしてチグリス・ユーフラテス流域から発生し、フェニキア、アラム人を
経由してパレスチナで確立された世界最古の文字「ヘブライ文字」の象徴を根底に、
その解釈と理論を展開しております。

                             
万物は「文字・ことば」に帰する。

 旧約聖書の中では、神はことばによって、世界創世を果たしたことに示されています。
 まだことばを持たぬ古代人は、感情をどうやって他者に伝えていたのでしょう?
 愛情、怒り、悲しみ・・・現代に生きる私たちでさえも、ことばを使ってもなお行き違い、
もどかしさを感じることの何と多いことか。
 声を出すことによって、内に充満する様々なエネルギーが解放され、物事は整然とされ、
調和が得られること、そこから新しいものが発生することを知った古代人達にとって、
ことばと言うものがまさに魔法、魔力であるものに等しかったはずです。

 「創世記」は、無から何かを生み出す創造物語ではなく、
混沌と秩序、光と闇等、対立物の融合と調和に関する法則、
その法と人類との関係を示す資料であることも重要です。
 

今日世界各地に出回っているタロットデッキは、
最古のタロットと言われる1400年代のビスコンティ版をアレンジしたものとは言えないでしょう。

「タロット」と言えば、現在絶大的に支持を受けているいくつかのデッキがあり、
それら全てに、一貫した構成要素、配列、象意が見られます。
78枚の一枚一枚に四大の照応が見られることは否めません。
ヘブライ文字、西洋占星学的な対応が見られるものもあります。
多くは、エジプト・ユダヤの思想を受け継ぐ西洋の哲学的神秘思想、
宗教、神話等に、シンボル・象意の解釈を求めることができることもまた事実。

客観的・歴史的事実、事実を事実として認めた上で、
タロットカードを解釈すること、その使用方法を修得するに当たって、
タロットというものを排出し、後世に伝えようとしてきた誰某かの体系を、
現代人の手法で紐解くことに、何の異論が出る必要もないでしょう。

むしろそれ以外の取り組み方というものを、カードの使い方を修得すると言うより、
個人が趣味として楽しみにする娯楽の段階だと言えましょう。
その技術で生計を立てるプロフェッショナルと、
それを趣味とするアマチュアがいることは、どんな世界にも通じるところです。
 

アテュとは?
 
 Atout:切り札を意味することばですが、
カードに振り当てられている数もさることながら、
実践家として現在もっぱらアテュとしての22枚を探求しております。
 
代表的なデッキでは、タロットカードの配列順番を表すことになり、
一番目の大アルカナ・愚者には、
ヘブライ語文字の降順で第一番目にくるアレフが相当します。

この22枚の大アルカナに、ヘブライ文字を対応させたのが、
ご存知神学者を志しながら、数々の魔術書を世に発表した
エリフェス・レヴィ(LEVI,Eliphas)です。
後に、様々なオカルティスト、魔術研究家達によって、
アルファベット22文字と大アルカナ22枚との対応が解説されることになります。
 

それでは、実際に対応を見てゆきましょう。

 
 

原初22文字
文字
文字の名称   
ギリシア文字   
    アれフ   Α α
ヴェート   Β β
ギメる   Γ γ
ダれット   Δ δ
へー   Ε ε
ヴァヴ
ザイン   Ζ ζ
ヘット   Η η
テット   Θ θ
ユッド   Ι ι
はフ    Κ κ
らメッド   Λ λ
メム   Μ μ
ヌン   Ν ν
サメふ   Ξ ξ
アイン   Ο ο
フェー   Π π
ツァディク      ρ
クフ   Ρ 
レーシュ   Σ σ
シン   Τ τ
タブ   Υ υ



 22のヘブライ文字関連表です(文字と数などの照応表ではありません)

 今回 は基本22文字とギリシア文字との対応のみですが、
 随時更新される予定です。独自の対応をお持ちの方など
 いらっしゃいましたら御一報下さいませ

ヘブライ文字は数にして22ですが、

2種類の発音を持つ文字と 別の表記方法・読み方をする文字があるので、
発音すると31種類の形があることになります。


 

基本31の形
文字
文字の名称   
ギリシア文字   
    アれフ   Α α
Veit   Β β
  
Beit
ギメる   Γ γ
ダれット   Δ δ
へー   Ε ε
ヴァヴ
ザイン   Ζ ζ
ヘット   Η η
テット   Θ θ
ユッド   Ι ι
Xaf   Κ κ
Kaf
Xaf Sofi:t
らメッド   Λ λ
Mem   Μ μ
     Mem Sofi:t
Nun   Ν ν
Nun Sof:t
サメふ   Ξ ξ
アイン   Ο ο
Fe:   Π π
Pe:
 
Fe: Sofi:t
Tsadik      ρ
 Tsadik Sofi:t
クフ   Ρ 
レーシュ   Σ σ
Shin   Τ τ
Sin
タブ   Υ υ


 

22のヘブライ文字/アテュとヘブライ文字とそれが示す事柄

(  )内は主にギリシア語との対応による


  
愚者      アレフ      雄牛    富、無限、
 
                           得意な働きをする語 
            
 


 
魔術師     ベト       家      血統  知識と豊かさ

                                               創記の始まりの文字
 
 
 

3  

女教皇    ギーメル  ラクダ   価値あるもの、生殖・繁殖能力、生の本能
 
 
 
 

4  

女帝     ダーレト   門扉     女性性器、多産性 
              
 
 

5  

皇帝      ヘー      窓     天啓、光明

                                              (視力)
               
              

6  

法王     ヴァウ       釘・爪    門扉をあけるもの、自由、男性性器
 
                       (聴覚)
              

7 

人たち   ザイン   武器    棍棒と剣、戦い、英雄、守るべき物
                      
                       (嗅覚)
              

8  

戦車      ヘト   囲いこみ   精神力、儀式
                       
                                              (言語)
              
 

9  

力       テト     蛇      治癒、癒し
                       
                                               (味覚)
              
 
 

10 

隠者        ヨッド    手     神の手、運命
                       
                                             (性的エネルギー)
              
 
 

11 

運命の輪  カフ   手の掌    生命と死
              
 
 
 

12 

正義      ラーメド  家畜突き棒   前進、仕事、義務と権利
 

  

            
13 

吊された男 メム     水     変換する時間、完成

      
    
          
14 

死に神      ヌーン     魚     初期キリスト教徒にとっての秘密の象徴
          
 

                          
15 

節制     サーメク   支え棒    支持、慈善行為
 
 
 

16 

悪魔      アイン     目     太陽の光、予言、歓楽
 
 
 
 

17  

塔       ペー       口     言葉、神の顕現、最初の行為、
 
 
 
 

18  

星    ツァダイ   釣り針    相反作用、反対すること、想像
 
 

             

19  

月    クォフ    頭の後部   直感、霊的啓示、眠り
 
 
 

20 

太陽    レーシュ    頭      啓示を受けた人、個人、平和と戦争
              
 
 
 

21 

審判    シン       炎            変形する力、神の精霊
              
 
 

22

世界    タウ     十字の印       財、男根
 
 

参考文献:
ヘブライ語のすすめ/池田潤(著)
ミルトス

ヘブライ語の基礎/栗谷川福子(著)
東京大学書林

数秘術/ジョン・キング(著)
好田順治(訳)
青土社

QBLカバラの花嫁/フラター・エイカド著
松田和也(訳) 秋端勉(監修)
国書刊行会 


                

今月のBook&Deck☆
〜Tarot Classic〜Stuart R.kapran/1972/U.S.GamesInc.

 

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★1392年
フランス国王シャルル6世(CharlesVI)の出納帳に、 
遊戯カード3パックに対する代金として、 
画家グランゴヌール(Jacquemin Gringonnrur)に 
56sole(56ソール)を支払ったことの記載がありますが、 
その目的等に関しての詳細な記述はなし。。。 

かつては、パリ国立図書館(archives of the Bibliotheque National in Paris) 
に保存されている17枚のカードと、混同されていたものだが、 

★1400年代イタリア発祥の作品。 

以下、現代版タロットに相当させる


 

グランゴヌール版の
「Temperance」

現代版「節制」に酷似。

「ふたつの容器を行ったり来たりする生命エネルギー、
流動し流転する我々の生命の源」が描かれている。

神秘思想体系におていは、「変容・変成」が普遍のテーマだ。
 
 

 


1〜17と、
下行に相当する現代版のカード

1 Le Fou
The FOOL 

2 Le Empereur
The EMPEROR 

3 Le Pape
The POPE 

4 Les Amoureux
The LOVERS 

5 Le Chariot
The CHARIOT 

6 La Justice
JUSTICE 7 L'Ermite
The HERMIT 

8 La Fortune
The WEEL of FORTUNE 

9 La Force
Strength

10 La Temperance
TEMPERANCE 

11 La Lune
The MOON 

12 Le Soleil
The SUN 

13 Le Valet d'Epee
Valet of Spade 
 
 

★1397
Tarocchi of Mantegna Pack
 

ほぼ同期に発祥した最古のタロット説では
有名な、50枚からなるカードセット
「マンテーニャのタロット」

だが、グランゴヌール版に見られる下記
4枚に相当するカードは含まれていない。
 

14 Le Pendu
The HANGED MAN 

15  La Mort
DEATH 

16  La Maison de Dieu
The TOWER 

17 Le Judgement
JUDGIMENT
 


 
 


Gringonnrur版

上段左から、
Le Empereur
The EMPEROR 

Les Amoureux
The LOVERS 

La Justice
JUSTICE 

※上記LaTemperanceと
比較を。
 

下段左から
L'Ermite
The HERMIT 

La Mort
DEATH 

Le Judgement
JUDGIMENT
 






メーリングリスト編/「出生象徴カード
星浦塾生さんと盛り上がった大アルカナによる「出生象徴カード」に端を発してページを作りました。

これが出生チャート(Natal Chart)ならぬNatal Cards  ネイタルカード!

@ 一枚目は 西暦にて生年月日を列挙し、その総和からひとけたの数字を導き出し相当する大アルカナを「元型カード」とする。即ち、魔術師〜隠者のどれかとなるでしょう。
自分の生年月日は1969/07/24ですので、 1+9+6+9+7+2+4 =11
11=1+1=2
ここなんですが、
こうすることの理由というか原理というか、何故このような算出方法が成り立つのか、
単数変換することの意義等理解していなければやっても余り意味なしと判断します。
そして、「女教皇」が導き出されます。

A 二枚目は 好きなカード。上記に出た大アルカナを除いた一枚の大アルカナ、でもよいし、たまたま上のカードと重なるなら、無理に3枚とは言わないので、2枚でもOK。その分象意が濃くなります。例えば「愚者」が好きだとしよう。

B 三枚目は 出生チャートにおける太陽が入っている宮に相当する大アルカナ。
12星座で蠍座、即ち磨蠍宮に相当する「死に神」

上記の例に倣って、各自、大アルカナ22枚の中から3枚を選び、
基本パーソナリティ・性質・特質、人生傾向等解釈・解読してみましょう。


※ポイントは、中央のカードの根拠や裏づけを左右のカードに求める、こと!

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おまけ☆星浦塾生である読者の方より寄せられましたご意見に端を発してメーリングリストで話題にしてみました。
様々な解説がなされる小アルカナ「6 of swords」

左から ダリのTarot
スカピーニのTarot
MythicTarot
 


Excerpts from Tarot Classic reproduced by permission of U.S. Games Systems, Inc., Stamford, CT 06902 USA.  Copyright 1971 by U.S. Games Systems, Inc.  Further reproduction prohibited. Visit the world’s best source for tarot decks at http://www.usgamesinc.com./


2004/03/27更新



ここからは、思い出とともに自己所有タロットデッキをひとつひとつ語ってゆくページです。

   

  降順で更新して参りたいと思います。



ウェイト版への想い


ウェイト版との出会いは定かではありません。
タロットと言えば「ウェイト版」という頭はいつの頃からかあったのだが、仕事として鑑定を引き受けるようになるまでは、自分の好みのカードを使用しており、それはいわゆる一作画家さんが趣向を凝らして作った現代風のタロットでした。

段々お仕事が入ってくるようになると、やはりそういう類のものを使っているわけにもいかなくなり、やはり「ウェイト版」かと手に取るのだが、どうも使用する気になれない。
今ひとつ絵柄が好きにはなれなかった。
「みんなが使っているものは嫌」という思いもあった。
何故「優れたデッキ、人気のあるデッキ」なのか分からないまま、「ウェイト版」に準拠した、自分の美的センスが納得するデッキを探し続けることになる。
「あまり人が持っていない個性的なデッキ」も、その対象となったが、ウェイト版との比較検証は至上命令でした。

後に、「アルバノ・ウェイト・タロット(Albano-Waite Tarot Deck/U.S.GAMES)」との出逢いにより、ウェイト版の魅力を知ることになります。運命を変えるような目覚めでした。
色彩とシンボリズム、タロットを創造するヒトの背後にある「導き」へと、私を誘うことになった78枚のアルカナ。偉大なる求道者ウェイト博士に敬意を捧げます。

備考
2002/07/31現在
タロットデッキランキングにおいて第1位 総合投票数22
ライダー・ウェイト版(Rider Waite Tarot Deck/U.S.GAMES)





トートへの想い



名高いタロットだけあって、割りと初期の頃に手にしたものです。
迫力に圧倒されつつも、どうもこれもまた今ひとつ、好きになれません。
いや、78枚の中でいくつかのカードは、とても自分の趣向に添い、躍動感ある絵柄に惚れ惚れしたものですが、またいくつかのカードには嘔吐をもよおす程の嫌悪感を彷彿として、冷静にカードを展開することがままなりません。

本当に気分が悪くなってしまった日以来、好きなカードのみを鑑定室の「装飾」にと使用させて頂くに至る。。
デッキに付属の解説書はボロボロになるほど読みました。
しかしながら、若き日に手にした『法の書』(国書刊行会/定価1,800円)の作者が創作したこのデッキ。そう、クロウリーへの思いが脳裏をよぎっては、未だにどう判断をつけて良いかわからない代物となっています。『魔術−理論と実践』(国書刊行会/本体5,700円)は確かに、隠秘のバイブルとして賞賛する私なのですが。

「The Book of Thoth(Egyptian Tarot)by The Master Therion (Aleister Crowley)」の読書会を、天邪鬼的私が展開したがっている事実をここに明らかにして終わりましょう。
年内に一度はタロット結社の会にて、開催する所存です。



備考 2002/07/31現在
タロットデッキランキングにおいて第2位 総合投票数16 
トート(Thoth Tarot/AGMuller,Swiss)





マルセイユ版への想い


(ClaudeBurdel作品)



意外と思われるかもしれないが、仕事でタロットカードを扱い始めた当初は、マルセイユ版の習熟に励んでいたものです。
といっても、「タロットの原型」を習得したいという思いから、「なんとなく」マルセイユ版に準拠しているデッキや解説書を手に取ることが多かった、という状態。

マルセイユ版と言えば、日本ではランキング3位の「カモワンタロット」が普及しているが、私も生徒となりご教授頂いた身であります。
周知の驚異の展開法を、当初の私は知る由もなく、どこの解説書にも見られる「ケルト十字展開法」、クロウリーの「15枚展開法」などを適用していたものです。

独習中に展開したカードの記録をいちいち手書でするのが面倒で、マルセイユ版22の大アルカナのスタンプを作って、ペタンペタンと押しながら、日々タロットリーディングの鍛錬に励んでいたものでした、20代前半の一時期。
ちなみにそのスタンプは、電話帳で印刷屋さんを探して、ひとつ700円で作ってくれるお店があったので、そちらにお願いして作って頂いたのですね。「吊るされた男」が逆さまの状態で出来上がっていたのが微笑ましかった。

絵柄については全体的に、好きとか嫌いという感覚を越えて、「妙に引きつけられる」。


備考 2002/07/31現在
タロットデッキランキングにおいて第3位 総合投票数8 
マルセイユ版
(PhilippeCamoin&AlexandreJodorowsky/restoration1760,France)

3位のマルセイユ版の他にも、
マルセイユ版(ClaudeBurdel1751/LoScarabeo)
マルセイユ版(Jean Dodal,1701France/LoScarabeo)

マルセイユ版(Nicolas Conver of Marseilles/France,1761)が投票されております。



Tarocco di Sandro Pipino (サンドロピピーノのタロット)への想い



作画家のサンドロ・ピピーノとは、一体いかなる人物なのか?ネットで検索しても、デッキ以外のことについては情報を詳細に知ることができないままでいる。
カードメイカーは、ITALCARDS ItaliaはBolognaである。

このデッキを購入後、続けて、ITALCARDSの
Mythological Tarot、Taroc of the Carnival of Venice を購入。

さらに、Tarocco di Sandro Pipinoを、3デッキ購入。
そう、現在合わせて4デッキ所有しております。
もう1デッキ、と思った所が、なんと定価5,000円だったものが
20,000円につりあがっているではありませんか。。。ぼ、暴利はよくありません。
ダフ屋からチケットを買わないように、そのデッキにも手を出すことは躊躇しました。

ともあれ、今やすっかり「ITALCARDS」はお気に入りです。
2002年初頭に発売された「恋運暦」と言う雑誌にも実は、自分の所有タロットの一部、このTarocco di Sandro Pipinoデッキ含めて、紹介されておりまする。。
えーん。。誰も気がつかないでしょう。発行部数少ないし。どこでも話題になりませんが、まあ、ご覧の通り、編集サイドもタロットに関しては初心者と言う感じで、
取り上げられたのは、金箔が施してあるような中世ヨーロッパ調の派手なタイプのデッキのみ。「こんなデッキ、マニアは喜ばないよー」と自分は内心。
ああ、本当にマニアが唸るタロット雑誌を読みたい!作りたい!
 
話を戻しましょう。1994年頃ですかね、手にしたのは。
ウェイト版がイマイチ、だった自分。しかしながらピアノで言えばハノンとかバイエルに相当する、登竜門的なタロットを使用しないわけには参りません。


ウェイトの趣向に準拠したデッキを探しあぐねて、巡り合ったのがこのTarocco di Sandro Pipino。各カードには、イタリア語の他に、スペイン語、ドイツ語、フランス語、英語、と記載されている所も気に入りました。所がふたを開けてみますと、どっこいです。どこかウェイト版に準拠してんねん。IXが運命の輪で、Xが隠者、しかも、小アルカナ含め登場する人物に表情がなくのっぺらぼーです。しまった、やられた、と思うかな、と思いましたが。。。いや魅了されてしましましたね。使えば使うほど味が出るのは、この表情なしの効果です。

所で、こちらのサイトにもレヴューがあり、レヴュアーは表情がないことを「不満に思っている」とのことだが。。。

http://artoftarot.com/pipino.htm

nonon!そこが、このデッキの神秘なんですよー。と、このいわれを教えてくださった方が過去にひとりだけおりましたが、その人が偉い私のことを威嚇していると言うことで、そのエピソードは伏せておきましょう。まあまたお会いした時にでも。

顔がない、瞳がない、視線がないデッキ。あなたはその絵柄に何を見出すでしょう?





1JJ Swiss Tarot(1JJスイスタロット)への想い




現代タロットよりも、クラシカルなタイプが好きな方で、
これぞ、まさしくタロット!だと、一目ぼれしたデッキがこれ。
なんでしょう、こう元型のイメージがストレートに描かれているタイプが好き。
特に、「Death」カードにはこだわりがあります。

こちらに見られるような、鎌を持った立ち姿の「Dath」が実は私好みなんです。

この1JJスイスタロットの「Dath」、確か何か洋画のワンシーンに
登場したと思うのですが。。記憶違いでしょうか。

Pope、Popessが、それぞれ Jupiter/ユピテルとJuno/ユーノーに
置き換えられていることで有名なデッキ。
ということは、逆に考えれば、Pope、Popessが存在する、
元々のタロットの原型に近いデッキというものは、
ローマカトリック教会の権威の威力の及ばない領域のもの、であると
言って良いのでしょうかね。

赤い箱には、1974年と記されているでしょうか。
1900年ころまでは、このようにローマンカソリック、及びプロテスタントへの
影響を考慮されたデッキが出回っています。

1800年、ブザンソン/Besanconで、そのスタイルが確立して、
マルセイユ版から派生した、ブザンソン版(Tarot de Besancon)とも呼ぶ人が
いるそうですが、

早くには1725年、ローマ教皇側の否認によって、
多くのデッキから、女教皇、女帝、皇帝、教皇の4枚のカードが
取り除かれ、変わりに4枚の総督が加えられたとのこと。
(「タロット」河出書房新社/アルフレッド・ダグラス著 より引用抜粋要約)

また、各カードに見られるローマ数字の表記法も変わっていて、
例えば以下の通り。

IX(9)「隠者」は、VIIII

XIV(14)「節制」は、XIIII

XIX(19)「太陽」は、XVIIII


華奢な人が多い日本人にとっては、扱い易い大きさであることも人気の秘密かも!
ちなみに、私は、この木版画調、全般的にクラシカル、
特に「Death」に惹かれているというくらいで、
特に愛用しているものではないのですが。。




 

          

  
 Nahdia愛用のタロットデッキもご覧下さい。2000年より未更新なのですが。。
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